勉強のコツ

学習計画と目標の決め方

新年度に入り、あらたに学習計画をたてようと思うご家庭も多いと思います。
入塾すると、お子さんと学習計画を立てて下さいねと言われますよね。

今回は学習計画の立て方のポイントについて解説していきます。

学習計画はなぜ大切か?

最初になぜ学習計画を立てることが重要なのかをご説明します。

学習計画を立てることで目標が可視化される

学習計画を付ける事で、何をする予定で、どこまで終っていて、何が残っているかが可視化されます。
計画表を見れば一目瞭然になりますね。もちろん予定ですので、遅れることも早まることもあると思います。

そんな時も修正するのが楽になります。要はPDCAのサイクルを回すのに、可視化された計画表が必須な訳です。

学習習慣を身につけられる

小さい頃に学習習慣を身につけることはとても大事です。なぜなら「習慣」というのは一朝一夕でには身につかないからです。

毎日これだけ勉強しないといけないんだ、と理解させ、習慣化するのに学習計画をたてコツコツこなすことはとても有効です。

達成感を味わえる

学習計画というのはある意味小さな目標の集合体です。小さな目標が達成出来ると、達成感が味わえ、モチベーションも上がります。

この小さな成功体験の積み上げがやる気を生み出し、継続へとつながるはずです。
中学受験は長期戦です。モチベーション維持の為にも達成感は大切にしましょう。

学習計画作成のポイント

目標は子供自身で決めさせる

4年生のうち親が決めてもいいと思いますが、5年、6年となるにつれ、自分で学習計画をたてられるようにしたいものです。

なぜなら、親が一方的に決めた学習計画では主体性が育ちませんし、モチベーションも上がりません。
親が決めるときも、子供と一緒に確認し、納得してもらうようにしましょう。

目標の達成を実感させる

学習計画の目的は、出来たかどうかではなく、「目標を達成出来たことを実感させる事」です。
そのため、計画は達成出来る目標である事が大切です。

そして、達成出来たら褒めて上げてください。褒めてもらうことで次の目標達成への意欲が向上します。

目標は細分化する

まずは、長期・中期・短期の目標を設定しましょう。出来れば長期と言っても各学年毎1年単位がいいと思います。

1年後の目標が決まったら、その目標を達成するための小さな目標を設定していきましょう。
1年⇒半年⇒3ヶ月⇒1ヶ月⇒1週間⇒1日
というようにどんどん細分化していきます。このようなサイクルを繰り返していきます。

入塾している場合は、塾の年間スケジュールが大体決まっていると思います。

テキストのスケジュール、講習の他、週テスト、組み分けテスト、志望校別判定テスト、全国統一小学生テストなどなど。
テストに合わせてどのようなスケジュールで予習・復習などの勉強を進めるかを決めていきましょう。

息抜きの時間も作る

計画を作っているとついつい詰め込みすぎてしまいますが、子供が長時間勉強し続けることは難しいです。
予定の中には必ず「遊び」の時間を入れてあげて下さい。そうすることで、学習計画の進捗が遅れた場合の調整にも使えますし、
勉強を頑張ったご褒美にもなり、メリハリのある学習ができると思います。

学年別学習計画の立て方

ここから少し具体的に学年毎の学習計画の立て方を考えてみましょう。
中学受験は3年生の2月から始めるご家庭も多いと思います。カリキュラムも4年生の教材から中学受験用に変わってきますので、4年生から少しずつ学習計画を立てていくのが良いでしょう。

4年生

基本的には塾の予定を見ながら計画していきます。

4年生のうちは一人では立てられないので親も一緒に計画してあげましょう。
そして作ったらお子さんの同意を得るのを忘れないで下さいね。

この時期は、学習習慣、学びの基礎を身につけることに重点を置きましょう。

まだ入塾してまもなく、お子さんも慣れていないですし、不安もあると思います。
宿題をきちんとやる、復習をする、先生の話を聞く、忘れ物をしない、などの基本的な習慣を身につけさせましょう。

苦手な科目に重点をおくよりも得意なところを伸ばしてあげることに重点をおくといいと思います。

週テストは、理解出来ないところを確認し、間違えたところはしっかり解き直しましょう。

この解き直す習慣がついていることついていない子はその後の成長に大きく関係します。この時期にしっかりと身につけたい習慣です。

全国統一小学生テストが6月と11月にあります。上位に入ると決勝大会へ進めます。決勝大会を目標に頑張るのもいいでしょう。11月のテストは6月に受けたテストと比べて自分の成長が確認できます。このテストは塾内ではなく外部の全国の小学生を対象としているので、自分のお子様の実力が分かります。

5週に1回開催される組み分けテストでは、テスト結果を分析し、得意なところ、改善すべきところを確認し、次のテストまでに何をすべきか考えましょう。

夏休みや冬休みはまだ余裕があります。勉強に関連するような遊びや読書なども取り入れてみましょう。

5年生

5年生は受験生活の中盤、塾にも慣れて先の目標はまだ見えづらい、中だるみしやすい時期でもあります。
勉強も4年生と違ってグンと難しくなります。苦しくなってくる時期ですが、踏ん張りどころです。
受験までまだ時間があるので、そんなに詰め込まなくても大丈夫です。

少しずつ志望校も意識していく時期になります。組み分けテスト、志望校判定テストなどでメリハリを付け少しずつ志望校を意識させましょう。

昨年同様、全国統一小学生テストが6月と11月にあります。4年生の時と比べてどのように成長出来たかを確認してみるのもいいと思います。努力した結果が成績に表れるとモチベーションが上がりますね。

そして9月と1月頃に志望校判定テストがあります。この時期までに文化祭や学校説明会に行くことをオススメします。6年生になると忙しくなるので、学校見学などの時間が取りづらくなります。

塾の先生によると、第一志望校の文化を一番始めに行くといいそうです。
最初に見た学校は、印象が強く残るらしいので、最初に見た学校に行きたいと思う事が多いようです。
入学するイメージもわきやすくなるため、本人のモチベーションUPにもつながります。

毎月の組み分けテストに向けて1週間毎の目標を立てます。その成果を出すために毎週の週テストをきちんと来ないしていく必要があります。週テストの目標の達成の繰り返しが組み分けテストの成果につながりますので、ひとつひとつ丁寧に大切に臨みましょう。

この時期から親は少しずつ手を離していきましょう。勉強も難しくなり親が教えられなくなる頃でもあります。分からない問題は自分で先生に聞きにいくなど主体性も育てていきたい時期です。

親としては、プレッシャーをかけ過ぎずに、つかず離れず見守るイメージがよいようです。

6年生

いよいよ受験本番の年になります。

夏までは週テストをしっかり復習したいので、週単位での勉強計画がより大切になります。
毎週のテストの到達目標点を設定し、PDCAを回しましょう。到達できなかった時は、なぜ出来なかったのかを分析し、次のテストに向けて学習計画を改善します。わからないまま進まず、必ず先生に質問し理解することが大切です。

そして、年度初めにNNオープン模試があります。これはNN志望校別クラスの選別試験になります。志望校別のクラスがある人はしっかり準備しましょう。
試験対策はこれと言ってありませんので、今までの総復習という事になると思います。

また、NNオープン模試が終れば合不合判定テストがすぐにあります。自分の学力と志望校との距離を見極めましょう。合格点に到達するにはどんな学習が必要なのかを考え、学習計画に組み込みます。

特に苦手科目の対策と復習はしっかり行いましょう。そのための時間が必要となりますので、通常授業の宿題と両立し、しっかり対策していきましょう。

夏以降、9月頃からは志望校に合格するために自分に足りない部分を補っていく時期に入ります。
志望校の過去問もこの時期から時始めた方が良いでしょう。過去問演習は意外と時間がかかると思います。出来なくてもいいので過去問の難易度、傾向などを掴んでいきましょう。

ただし、時間がないから、実力が足りないからと言って目標は安易に下げないことをオススメします。
志望校のランクを下げると言うことはお子様のモチベーションの低下を招くことにつながりかねません。
多少無理かなと思ってもチャレンジの精神を持って志望校は下げないで下さいね。

親が出来るサポートとは

あくまで子供が主体性を持って学習計画に取り組むのがベストです。

とはいえ、親として出来る事はしてあげたい!と思うのは当然ですよね。
では親としてどんなことが出来るのでしょうか?

PDCAを確認してあげる

PDCAとはP(Plan:計画)D(Do:実行)C(Check:評価)A(Action:改善)を繰り返すことです。
立てた学習計画を実行しているか?進捗具合はどうなのか?計画の見直しが必要なのか?など、お子様の学習計画とのギャップを確認し、修正・改善し上手くこのPDAが回るようにお手伝いしてあげて下さい。
学習計画を立てても、無理な計画によって上手く回っていなかったり、悩んでいたりするかも知れません。
出来てないことを叱るのではなくて、どうしたら出来るのかを一緒に考えてあげてほしいなと思います。

良きサポーターとなる

親は子供の良きサポーターになって欲しいなと思います。

計画を立てただけでも褒めてあげる、計画通りに勉強が出来た時も褒めてあげる、など結果ではなくプロセスを褒めてあげて下さい。
子供って親に褒めてもらうとすごく嬉しいんです。
決してテストの結果に一喜一憂せず、暖かく見守ってあげてくださいね。お子さんは頑張っています。
テストの結果が悪かったときは、どうしたらいいのかを一緒に考えてあげて励ましてあげてほしいです。
親は監督や教師になるのではなく、良きサポーターになってあげるとお子さんと良い関係になると思います。

最後に

中学受験は長期戦です。親も子もヘトヘトになりながらも一緒に同じ目標を目指して戦う仲間でもあります。
時にはぶつかり合うこともあると思いますが、良い距離感を持ちながらお子様と一緒に成長していきましょう。

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